ヤマイチの恐竜図鑑

恐竜たちの魅力を発掘!

プレシオサウルス

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「 プレシオサウルス 」



プレシオサウルスはジュラ紀に生息していた首長竜です。化石の発掘当初は水生生物でありながら爬虫類に近いことから「爬虫類に近似した」という名前がつけられました。
有名な未確認生物「ネッシー」は、プレシオサウルスの進化したものではないかと仮定されていました。

◾️特徴
あまり体の大きな種ではなく、2mを超える程度しかありませんでしたが、長い首とカヌーのパドルのようなヒレで高い機動性を備えていました。また、尻尾は泳ぐ為の機能はありませんでした。


◾️食性
主にイカや魚類などを捕食していたようです。
長い首とヒレを活かして魚を追って捕食していたと考えられています。
また、歯の形から海底の貝や甲殻類を砂ごとすくい、うまく砂を吐き出して食べていたという説もあります。





首長竜は、映画やアニメ、ネッシー伝説などでも有名ですね。
私もプレシオサウルスという名前は、子どもの頃に観た「遠い海から来たQoo」という映画で覚えました。

今回調べてみて、プレシオサウルスがこんなに小さかったんだということを知って驚きました。以前紹介した「フタバスズキリュウ」や有名な「エラスモサウルス」等と混同しがちなので覚えておこうと思います。


イクチオサウルス

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「 イクチオサウルス 」




イクチオサウルスはイルカのようなフォルムの海洋爬虫類で、数百にも及ぶ完全な骨格が発見されていることから知名度が高く、研究も進んでいる魚竜です。
体は平均2〜3m程で、同時代の海洋爬虫類と比べるとかなり小さなものでした。
(近年では10mを超える化石も見つかっており大きさは様々だったようです)

◾️特徴
大きな背びれがあり、四肢はヒレ脚となっています。ヒレ脚は前肢と後肢で大きさが異なり、皮膚は滑らかで口には小型の尖った歯が並んでいました。
胎児を身籠っている化石も見つかっており、胎生であったことが分かっています。

◾️食性
主にイカや魚類などを食糧そしていたことが糞の化石から判明しています。
発達した大きな耳骨を持っていたことから、獲物となる小さな海洋生物が起こす小さな振動を感知して狩をおこなっていたと考えられています。





魚竜の代表格、イクチオサウルスに再度挑戦しました。
今回は、特徴のひとつである強膜輪(目の周りにある骨)に覆われた大きな目にこだわってみました。復元図でもいろいろな目が描かれて、どんなのにしようか悩んだのですが、最終的にカメレオンの目をモチーフにしてみました。同じ爬虫類なので、もしかしたらこんな目だったかもしれません。


ギガントスピノサウルス

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「 ギガントスピノサウルス 」






ギガントスピノサウルスは、名前から「スピノサウルス」の新種かと思われがちですが、「ステゴサウルス」に近縁の剣竜類の恐竜です。
体長4〜6mとやや小さめの中型とされていますが、全身化石が見つかっていない為、大きさに関しては推測部分もあります。


◾️特徴
最大の特徴は、名前の由来にもなる肩から伸びた巨大な棘です。非常に大きくしっかりとしてい為、肉食恐竜から身を守る武器になっていたのではと考えられています。
同郷の「トォウジャンゴサウルス」に似ているため、化石が発見された当初は同じ種族と勘違いされました。

◾️食性
食性は、他の剣竜類と同様、植物食でした。歯の形から植物をむしり取ることに長けていましたが、咀嚼したりすり潰すことにはむいていませんでした。
その為、柔らかいシダ類を食べていたのではないかと考えられています。





今回、描く際に他の方が描いたイラストをいろいろ見てみたのですが、大きな棘が肩から上に向かって生えているように描かれているものが多いようです。化石の復元を見ると横に向かって生えているようなので「どっちが正しいのだろう?」と思いながら化石に合わせて描きました。

トゥパンダクティルス

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「 トゥパンダクティルス 」



ブラジルの白亜紀前期から知られる翼竜類の属の一つです。
近年までは「タペジャラ」という翼竜の一種と考えられていましたが、2007年に新属として新しく名前がつけられました。

◾️特徴
頭の上と後ろに伸びた骨の間にヨットの帆のような軟組織の膜が張っていたとされ、自らの頭部よりも大きなトサカを持っていました。その大きなトサカは仲間に対する信号やディスプレイに用いられたと考えられていますが、正確には分かっていません。

◾️食性
食性に関しては、はっきりしていませんが、他の翼竜と同様に魚食性だったと考えられる一方で、これまで発見されていなかった果実食性の翼竜ではないかという仮説もあります。これは、その嘴が果実食性の鳥類とよく似ていることや、魚を捕っていたにしては口吻が短く巨大なトサカが邪魔になっていたであろうこがあげられます。





トサカが印象的な翼竜で、初めて見たときは驚きました。こんな大きなトサカでは飛びづらい気がするのですが、なぜこのように進化したのでしょうか?
描いてみると、トサカが思ったより大きく見えず何度かやり直しました。
パソコンで描くとゼロから描き直さなくて良いので助かります。


サウロロフス

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「 サウロロフス 」




サウロロフスは大型の草食恐竜で、カナダとモンゴルで化石が見つかっています。
特にモンゴルでは数多の化石が発見さていて、アジアの中で最も栄えた鳥脚類のひとつとされています。

◾️特徴
頭上にはトサカのような突起があり、内部は空洞で鼻腔へつながっていました。ここを膨らませて声を出していたと推測されています。
また、足には馬と同じような蹄があり、当時は陸続きだったモンゴルとカナダで化石が見つかっていることから、長距離を移動していた可能性も考えられます。

◾️食性
歯は他のカモノハシ竜と同様「デンタルバッテリー構造」で、植物をすり潰して食べていたようです。





今回は、復刻版第3弾として サウロロフスを描いてみました。

前回は、描き込みが少なくて、さらっとしすぎたなぁという印象だったので、今回は筋肉のつき方などを意識して重厚感が出るように描いてみました。
描き終わってから気づいたのですが、トサカの向きが違いましたね、、